s30にRedHat 7.0Jをインストールする
Date: July/2001

いつもならFIPSでWindowsパーティションを割って、そこにLinuxを いれるのですが、なぜかパーティションテーブルのパーティション情報と Windowsパーティションで管理情報の セクタ数が違っているため 使用できません。(ナンデ?)
s30にはD2D(Disk to Diskで初期状態に復帰する機能)があるため、 Windowsはこの機能で復帰させることにした。

  1. 必要なもの
  2. パーティション分け と Windowsの再インストール
    1. Redhatのブートディスクを作る
      ブートイメージはboot.imgにする。 どんな方法でもいいです。
      普通は以下のどちらかを使う
      • Windowsでrawriteを使う(これならs30だけで作成可能)
      • Linux(Unix)でddを使う
    2. ブート
      1. USB-FDにRedhatのブートディスクを入れてブート
      2. linux ↓
    3. Windowsパーティションを削除と新規パーティションの作成
      1. Language等の設定を適当に済まして 'Welcome to Red Hat Linux!'まで進める。
      2. F2キーを押す(これでシェルに入る)
      3. スペシャルファイルを作って、fdiskを起動

        # mknod /dev/hda b 3 0 # fdisk /dev/hda

      4. Windowsのパーティション(hda1)を削除(d)
      5. 新規にWindows用パーティションを適当なサイズで作成
        n → p → 1 → サイズを決定
        私は10G程度にしました(ほとんど使わない)
      6. Windows用パーティション(hda1)のパーティションIDを0xcに変更する
        t -> 1 -> c
      7. 後はLinuxとLinux swapパーティションを適当に作成
        私はPrimary/hda3/3G/Linux,残りExtended/hda4
        (hda5/2G/Linux,hda6/2G/Linux,hda7/残り400Mチョイ/Linux swap)
      8. fdiskを'w'で書き込み終了する。
      9. USB-FDDを抜いてリブート
    4. Windowsの復活
      ブート時にF11を押すだけ (マニュアル通りに復活させる)
  3. Linux (RedHat 7.0J)を入れる
    libc-2.1.93が入ってるという理由でRedHat 7.0Jを選びました。
    本当はSuSEが良かったんですが、雑誌の付録についてこないで あきらめました。

    [注意] LILOを設定するとF11キーによるWindowsの復帰ができなくなります。
    パーティションは残してあるし、中身はWindowなので適当に調べると 復帰の仕方はわかると思いますが、興味無いので無視します。

    1. Windowsを立ち上げる
    2. RedHatのCDROMをWindowsパーティション内にコピーする
      後で使うのでコピーしたディレクトリ名をメモしておく
    3. さっき作ったブートディスクをUSB-FDDに入れてリブート
    4. いつも通りにインストール
      • インストール元 -> Harddisk
      • RedHatをコピーしたパーティション(/dev/hda1)
      • メモしておいたディレクトリを指定する
    5. 進めて行くとLILOのところでエラーが出るが無視する
    6. インストールが終了
  4. Linux (RedHat 7.0J)の設定
    1. インストールが終了後してもUSB-FDDはそのままにしてリブート
    2. linux rescueで立ち上げる
      インストールと同じ用にパーティション、ディレクトリを指定すると シェルで入れる
    3. RedHatを入れたパーティション(/dev/hda3)をマウントする

      # mknod /dev/hda3 b 3 3 # mkdir /mnt/hda3 # mount -t ext2 /dev/hda3 /mnt/hda3

    4. RedHatパーティションをルートディレクトリにする

      # chroot /mnt/hda3 /bin/bash

    5. LILOの再設定
      エディタで/etc/lilo.confの中のlinear行をlba32に書き換える
      その後、LILO設定

      # lilo # exit

    6. RedHatを入れたパーティションをアンマウントする

      # umount /mnt/hda3

    7. リブート
      電源ボタン ブチ → 電源オン
      (liloメニューが立上り'linux', 'dos'でRedHat,Windows どちらともブートができるようになる)

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